ご報告とお願い

 

本報告書をお届けするにあたり、心より親愛なるご挨拶を申し上げます。

 

NPO『イーグル・アフガン復興協会」は、昨年夏、在日アフガニスタン女性たちに向けた日本語教育支援の準備を始めました。その過程で、学校法人千葉明徳学園様のご厚意により学校施設の利用とともに教室名として「イーグルアフガン明徳カレッジ」の名称をいただき、11月から本年3月までの5ヵ月の試行期間に、在日アフガン女性たちが新しい環境で自立し、夢を追い求める一助となる支援事業プロジェクトの成功を確信いたしました。そして本年413日、晴れて正式開校し始業式を迎えることとなりました。

 

さまざまな理由で来日し生活を築きあげるうえで彼女たちは言葉の壁だけでなく、異なる文化や習慣の違いにより外出もままならぬ多くの困難を抱えております。さらに本人たちだけでなく、家族をもつ女性たちは家計をやりくりし子供たちを育てるうえで言語に絶する苦労をしております。私たちは、彼女たちに、言葉だけでなく、生活支援や子育てに物心両面で可能な限り支援の手を差し伸べたいと考えております。そのような活動は、これからの日本が直面するであろう多文化共生・融合の創造による新しい日本社会の建設にも寄与するものと信じております。

 

この準備期間中に物心両面で多大なる支援の手を差し伸べてくださった多くの方々、千葉明徳学園の理事長様をはじめ職員の方々、日本語教授や子供らの世話、事務などの裏方をしてくださったボランティアの方々に改めて心から感謝いたします。

 

今後とも在日アフガニスタン女性たちと私たち日本市民の未来に光を灯す一翼を担っていただければと存じます。

 

このプロジェクトを本格的に開始し、永続化するためには、受講する在日アフガニスタン女性・家族やボランティアの方々の活動を支える財政的な基盤の拡充が必須の課題となっております。従来に増したご支援、とくにご寄付のご支援を賜りたく、お願いをさせていただく次第でございます。

趣旨にご賛同いただければより詳しいご説明とお願いにお伺いいたします。ご連絡をお待ちいたします。

 

最後になりますが皆様のご多幸とご清栄を祈念いたします。

 

  NPO法人 イーグル・アフガン復興協会

理事長  江藤 セデカ

 

2024年吉日